zakkabakkaのブログ

革のこと、関係ないことまで色々とお店の日々を書いてます。

革漉き機がやってくる!

革でお財布を作るとき、いや、お財布だけでなくいろいろなモノを作るとき、「革を漉く」という作業がどうしても必要になる。

 

漉くとは「すく」と読む。どういうことかと言うと・・・

 

革には厚みがある。お財布のようにカードケースやらお札入れなどを重ねていくと、最後はとても厚くなってしまう。縫いにくいし、見栄えも悪い。

 

なので、外側の縫う部分を薄くしてやる必要がある。これを「漉く」と言う。平たく言うと、革の厚みを薄くすることである。

 

 

 

これがまた、大変なんだわの~~~~(泣)

 

 

 

革包丁っていうのでやると良いのだが、革包丁を扱うには「包丁を砥石で研ぐ」という作業が必要で、これができないと革包丁が使えない。

 

 

 

んなもので、困っていたら、レザーメイトさとうの店長佐藤さんがひと言。

 

 

 

「革をずっとやっていくのなら、革漉き機は早いうちに入れたほうがいいですよ。」

 

 

 

おおおおお、佐藤さんが言うのなら間違いない。だって佐藤さんはいつも、

 

「これ必要ですかね?」

 

「ああ、それねー、必要ないですよ。」

 

という感じだからね。何か別のもので代用できるなら、それを使いましょうという商売ッケのない人なのだ。

 

 

 

その佐藤さんが「革漉き機はあったほうがいい。」と言うのだ。これは買わないわけがないではないか。

 

 

 

そんなわけで、佐藤さんは革漉き機屋さんを紹介してくれた。

 

「半年ぐらいしたら入ると思う」と言われたけれど、

 

なんと一週間もしないうちに、革漉き機が入りましたと電話がかかってきた。中古なのでなかなか出物がないそうだが、偶然入ってきたそうだ。

 

 

 

おおおおお

 

ついに我が家にも革漉き機がやってくる。これでもっと良いものをどんどん作れるのだ。嬉しいな!

 

 

 

佐藤さんのお店にも革漉き機があって、使い方を教えてくれた。まるで魔法のようだったよ。

 

f:id:zakkabakka:20180720152915j:plain