やっと来たぞーー、到着しました麻糸が。
ザッカバッカでは、お財布をはじめほとんどの商品を手縫いしているのだ。
ミシンのほうが良い部分もあるので(たとえばあまり厚みを出したくない部分、そして表から見えない部分)はミシン縫いをするときもあるが、ほぼ手縫いと言ってよい。
市販の革モノはミシン縫いの商品が圧倒的に多いが(だって速いから)、
手縫いの商品はなんといっても高級感があり、そして丈夫だ。
ザッカバッカでは、最上級の麻糸を使っている。
何が最上級かと言うと、値段も最上級なのだが、その理由は、「麻糸にローを染み込ませている」からだ。
ロー引きの糸というのは存在するのだが、それよりも手間をかけてロー(ローってロウソクのローね)を麻糸の中まで染み込ませているのだ。
だから、作るのに非常に手間がかかり、なかなか商品が出来上がってこないという難点がある。
細い糸を撚り合わせて糸を作る → 染色する → ローを中まで十分染みこませる
という細かい作業を行うのだ。(私がやるのではない、もちろん日本の業者さんがやっている。)
なので、いつも品切れ状態。つまり、在庫待ちなのである。
メーカーさんと直接やりとりして、ようやく入荷した分を一番最初にとりおいてもらい、送ってもらったのがこれだ。
何しろ、糸がなければお財布も何もかも完成しない。だから麻糸は必需品。
さあ、これからまたひと仕事。縫っている途中なんです、長財布。(写真の向こうにチラっと見えているのがその長財布。Under the Seaというシリーズです。)